あの上司が私を頼ってくれるなんて

パワハラ
私は、シール印刷の製造をしています。
私が所属している部署は、ここ数年間、業績が伸びず様々な手を会社が打っているのですが、それでも業績が上がらない部署でした。
最終手段として、他部署から社内でも有名なパワハラリーダーが、私の所属している部署に配属されてきました。私を含め、私の部署の同僚や後輩達は、毎日ビクビクしながら仕事をしておりました。

その中で、1人、また1人と、そのパワハラリーダーにヒドイ言われ方をした同僚達が、次々に精神的におかしくなっていきました。
私は、その同僚達をなんとかして助けたい、精神的なフォローをしてあげたいと思い、日々、同僚達の話を聞いて慰めていました。
そして、やはりですが、ついには私にその矢が向けられました。出来もしない無理難題を私に振ってくるのです。業務の内容的には難しいものではありませんが、時間的に非常に厳しく、誰が聞いても、それは無理だろう。と思うような難題を押しつけてくるのです。

私は一生懸命、何とかしてこのパワハラリーダーに食らい付いてやってやる!と思い、日々の激務をこなしておりました。しかし、それも長期間続けると、精神的にも肉体的にも限界があります。私は、ある日そのパワハラリーダーにヒドイ言われ方をしたので、私もそのパワハラリーダーに思いっきり言い返しました。
それから、なぜかそのパワハラリーダーがおとなしくなり、私に積極的に接してくるようになりました。その接し方も今までに無い優しさで、そして、パワハラリーダー自身の家族のことまでいろいろと話してくれるようになりました。なぜか、いつの間にか仲良くなっていたのです。

つい先日、そのパワハラリーダーが私に、この会社の近くの山で、クワガタやカブトムシがとれるところを知らないか?という質問を私にしてきてくれました。
リーダーの子供に、本物のクワガタやカブトムシとりを教えてあげたいということでした。私は、あんなにヒドイ、パワハラリーダーにも、こんな優しい一面があるのだな。そして、部下に質問などをしたことが無いリーダーだったのに、私に質問をしてくれたのだな。と思うと、スゴく嬉しかったです。そして、私は同僚達に、クワガタやカブトムシがとれる場所を聞いてまわり、そのパワハラリーダーに教えてあげたのでした。

その後、そのリーダーから、私に「ありがとう。」とお礼を言ってきてくれたので、またまた嬉しかったです。